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税理士の使命

税理士の使命

  • 山下学 編著
    税理士問題研究会 著
発行
2009年12月17日
判型
A5判196頁
ISBN
978-4-433-32359-2
定価
2,200(本体:2,000円)

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概要

税務職員として税務調査を行った経験のある編者と、税理士問題研究会のメンバーが、「税理士は法律家である」という観点から、税理士の使命についてまとめたもの。
近年、外部監査人の資格や出廷陳述権が与えられるなど法律家としての活躍が求められる税理士の使命とは何か、改めて見直すことのできる一冊である。

目次

序論
はじめに
1 税理士法第1条
2 委任契約の本質

第1章 税理士制度の沿革
1 税務代弁者の時代
2 税務代理士の時代
3 税理士の時代

第2章 平成14年改正の意義と内容
はじめに
1 平成14年施行の税理士法改正の概要
2 登録
3 計算事項、審査事項等を記載した書面添付に係る意見聴取制度の拡充
4 税理士法人制度の創設(第48条の2~第48条の21関係)
5 税理士会及び日本税理士会連合会の制度・役割
6 その他の改正事項
7 施行期日
8 平成14年改正税理士法が持つ意味

第3章 法律家としての税理士像の確立
はじめに
1 平成14年改正税理士法のあらまし
2 改正税理士法の意義―税理士の法的地位の確立
3 規制緩和と税理士制度
4 税理士におけるADRの意義と期待
5 法的アクセスポイントとしての税理士の使命

第4章 書面添付と税務監査
1 申告納税制度のための書面添付制度
2 意見聴取制度について
3 添付書面の具体的な記載について(記載例に基づく添付書面の雛型の説明)
4 内部統制制度の確立と税務監査としての書面添付制度

第5章 電子申告時代の税理士像
はじめに
1 電子政府構築の政府方針について
2 税務関係資料の収集について
3 会計参与制度が導入されている現在の会計業務について
4 申告納税制度の本質とは
5 電子申告時代の申告納税制度の本質とは
6 所得税における年末調整制度の廃止はできないか
7 納税者と国との租税債権債務関係の成立
8 申告に際しての書面添付は

第6章 現代の税理士を取り巻く環境
1 税理士は、法律家である
2 税理士業界の最近の問題点
3 税理士法以外で税理士が明記されている法律とその役割
4 税理士が、国税当局に対して誤り(気がついていない)をしている事例

第7章 期待される税理士の将来像
はじめに
1 総論
2 職務遂行上、守るべきこと
3 職業上の実践となる基準を思考する
4 ビジネスドクターとして毎月関与先を訪問するとは
5 決算のための訪問について
6 書面添付制度
7 税理士業務
8 会計業務
9 補佐人の職務
10 会計参与の職務
11 地方自治体の外部監査人の職務
12 コンサルティングサービス業務
おわりに