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よくわかる連結決算の実務

よくわかる連結決算の実務

  • 金児昭
     監修
    見瀬賢悟
     著者代表
    轟茂道
     著
    福原正三
     著
    山岸聡
     著
    大黒英史 著
発行
2009年12月25日
判型
A5判264頁
ISBN
978-4-433-36049-8
定価
2,420(本体:2,200円)

在庫なし

概要

■一番わかりやすく書かれた連結決算の入門書!
IFRSと日本基準の主な違いをコラムで簡潔明瞭に解説。
経理・財務の実務経験の浅い方、これから連結決算を学ぶ方を対象に、短期間で連結決算の全体像を把握できるよう、連結決算書の作成実務の基礎をわかりやすく解説。

目次

1 連結決算のあらまし
1 連結とは
2 主要な相殺消去項目
3 連結グループの構成会社
4 持株基準
5 連結決算に入る会社、入らない会社
6 連結決算日
7 支配力基準と影響力基準
8 議決権の所有割合
9 親子会社間の会計処理の統一
10 持分法適用会社の会計処理の統一
11 在外子会社の会計処理の統一

2 連結損益計算書の基礎
1 連結会社間の取引の消去を必要とする理由
2 消去すべき内部取引の例
3 内部取引高不一致の主な原因と調整方法
4 内部取引高消去仕訳の実際
5 少数株主損益
6 末実現利益の消去
7 連結開始仕訳の意味と具体例

3 連結株主資本等変更計算書の基礎
1 連結株主資本等変動計算書の概略
2 配当金の処理
3 連結株主資本等変動計算書の変動事由
4 連結株主資本等変動計算書作成の実際
5 連結株主資本等変動計算書の具体例

4 連結貸借対照表の基礎
1 連結財務諸表の関係
2 連結会社間の債権と債務の消去を必要とする理由
3 内部取引による債権・債務の例示と消去手続
4 債権・債務の消去差異発生の主な原因と調整方法
5 債権・債務消去仕訳に伴う調整
6 投資と資本の消去内訳
7 投資消去差額の処理
8 子会社の資産・負債の時価評価
9 みなし取得日
10 子会社株式の追加取得及び一部売却等

5 持分法の適用
1 持分法とは
2 持分法の適用と仕訳
3 持分法適用会社が債務超過となった場合の処理

6 セグメント情報の基礎
1 セグメント情報とは何か
2 セグメント情報のメリット・デメリット
3 開示するセグメント情報とその内容
4 分析の方法
5 事業の種類別セグメント情報に関する実務上の留意事項
6 所在地別セグメント情報に関する実務上の留意事項
7 海外売上高に関する実務上の留意事項
8 セグメント情報等の開示に関する会計基準・同適用指針の内容

7 キャッシュ・フロー計算書の基礎
1 キャッシュ・フロー計算書が導入された背景
2 キャッシュ・フロー計算書のしくみ
3 キャッシュの範囲
4 各活動に係るキャッシュ・フロー
5 間接法によるキャッシュ・フロー計算書
6 キャッシュ・フロー計算書の作成
7 キャッシュ・フロー計算書の読み方
8 キャッシュ・フロー計算書の注記における留意点

8 海外子会社の連結
1 通貨が異なる=海外子会社の財務諸表の換算
2 決算日が異なる=決算日の差異の調整方法
3 会計処理基準が異なる=海外子会社の会計基準

9 税効果会計の基礎
1 税効果会計とは
2 個別財務諸表における税効果会計の基礎
3 連結財務諸表における税効果会計

10 連結原則と連結会計基準
1 はじめに
2 連結会計基準と他の企業結合会計基準等との関係
3 主な改正点
4 おわりに

著者紹介

監修者:金児昭(かねこ あきら)
経済・金融・経営評論家、信越化学工業顧問、日本CFO(最高経理・財務責任者)協会最高顧問
昭和36年3月 東京大学農学部農業経済学科卒業
昭和36年4月 信越化学工業入社
以来、38年間、経理・財務部門の実務一筋。
平成4年~平成11年 常務取締役(経理・財務、法務、資材関係担当)
平成6年~平成9年 公認会計士試験(筆記・口述)試験委員
平成10年~平成12年 金融監督庁(現金融庁)顧問(専門分野「企業会計」)
平成11年~平成19年 早稲田大学大学院商学研究科客員教授
平成8年~社交ダンス教師有資格者
著書:『ビジネス・ゼミナール会社「経理・財務」入門』、『経理・財務〈上級〉』、『「利益力世界一」をつくったM&A』、『気持ちよく働くちょっとした極意』(以上、日本経済新聞出版社)、『経営者の会計実学』(中経出版)、『「経理・財務」事典』(財務経理協会)、『「すぐやる人」になれば仕事はぜんぶうまくいく』(あさ出版)。本書は115冊目(単著、編著、共著、監修を含む)。

著者:見瀬賢悟(みせ けんご)
公認会計士、新日本有限責任監査法人マネジャー
昭和51年3月 早稲田大学商学部卒業
昭和57年3月 早稲田大学商学研究科修了
平成57年4月 監査法人中央会計事務所入所
平成19年7月 新日本監査法人入所(現新日本有限責任監査法人)
日本公認会計士協会東京会出版委員会委員
著書:『リース会計と税務Q&A』(共著、中央経済社)、『会計実務Q&A』(共著:税務研究会出版局)

著者:轟茂道(とどろき しげみち)
公認会計士、新日本有限責任監査法人シニアパートナー
昭和44年3月 慶應義塾大学商学部卒業
昭和44年10月 監査法人中央会計事務所入所
平成19年8月 新日本監査法人入所(現新日本有限責任監査法人)
日本管理会計学会会員、日本原価計算研究学会会員、2006年公認会計士第3次試験試験委員、2007年公認会計士協会実務補修所終了考査試験委員
著書:『3ステップ式だからキャッシュフロー経営がよくわかる本』(あさ出版)、『キャッシュフロー計算書のつくり方』(あさ出版)、『グループ経営ハンドブック』(共著、中央経済社)、『企業競争力の秘密』(共著、中央経済社)、『企業グループの価値を高める連結経営と会計実務』(共著、税務研究会出版局)、『詳解会計実務Q&A』(共著、税務出版局出版局)、『3ステップ式だから新会計基準の決算書がラクラクわかる本』(共著、あさ版)、『3ステップ式だから連結納税がラクラクわかる本』(共著、あさ出版)、『キャッシュフロー経営の進め方』(共著、あさ出版)

著者:福原正三(ふくはら しょうぞう)
公認会計士、新日本有限責任監査法人シニアパートナー
昭和58年3月 中央大学商学部会計学科卒業
昭和61年9月 監査法人中央会計事務所入所
平成19年8月 新日本監査法人(現新日本有限責任監査法人)入所
日本公認会計士協会CPEプログラム専門部会委員
主要著書:『国際税務会計便覧』(共著・霞出版社)、『グループ経営ハンドブック』(共著・中央経済社)

著者:山岸聡(やまぎし さとし)
公認会計士、新日本有限責任監査法人パートナー
昭和62年3月 早稲田大学社会科学部卒業
平成2年10月 中央新光監査法人に入所
平成19年7月 新日本監査法人(現新日本有限責任監査法人)入所
日本公認会計士協会東京会税務委員会(連結納税制度)副委員長、企業会計基準委員会減損会計専門委員会専門委員を歴任。
主要著書:『連結納税制度と会計実務』(共著、税務研究会)、『連結財務諸表の作成実務』(共著、中央経済社)、『減損会計の完全実務解説』(共著、財経詳報社)等

著者:大黒英史(だいこく えいじ)
公認会計士、新日本有限責任監査法人パートナー
昭和62年3月 筑波大学卒業
平成3年10月 中央新光監査法人入所
平成19年7月 新日本監査法人(現新日本有限責任監査法人)入所
主要著書:『連結財務諸表の会計実務』(共著、中央経済社)