概要
■不動産に係る特殊な「権利」の評価手法を事例を交え、詳細に解説!
目次
第1章 空中権(余剰容積率)とその評価
1 空中権とその価格の性格
2 空中権移転の形態
3 容積移転後の敷地の適法性の行政上の維持
4 容積移転後の敷地の私法上の権利の確保
5 余剰容積の鑑定評価
第2章 地役権とその評価
1 はじめに
2 地役権の法律的性質
3 地役権の評価
4 留意事項
第3章 通行権とその評価
1 通行権とその分類
2 対象不動産の確認
3 通行権と通行料の評価
4 評価例-その1
5 評価例-その2
第4章 既存不適格不動産とその評価
1 既存不適格の定義
2 法令について
3 既存不適格不動産の評価
4 評価例
第5章 土地使用借権とその評価
1 はじめに-建物所有のための土地使用借権とその鑑定評価の必要性
2 建物所有のための土地使用借権の法的性格
3 建物所有のための土地使用借権の評価
第6章 入会権とその評価
1 入会権の法的性格
2 入会権の対象となる土地所有制度の歴史的過程
3 入会権をめぐる現代的課題―入会林野等近代化法について
4 入会権の鑑定評価
第7章 公物使用権とその評価
1 はじめに
2 不動産鑑定評価基準と公物使用権
3 公物使用権の法律的性質
4 公物使用権の実務上の取扱い
5 鑑定評価の方法
6 公物使用権についての留意事項
第8章 スティグマ的不動産の捉え方と評価
1 やっかいなスティグマ的現象
2 心理的瑕疵について
3 不動産の評価・査定の拠り所
4 不動産取引と不動産の瑕疵
5 実例の概要と簡単な検討
6 意見書の例
第9章 景観権・日照権・眺望権
1 法的性格と鑑定評価の必要性
2 景観権・日照権・眺望権の評価先例
3 鑑定評価実務における方法
4 まとめ
【補足】所得税・法人税における特殊な権利の課税関係