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不正会計

不正会計 早期発見の視点と実務対応

  • 公認会計士・公認不正検査士 宇澤亜弓 著
発行
2012年09月20日
判型
A5判572頁
ISBN
978-4-433-54612-0
定価
4,400(本体:4,000円)

在庫なし

概要

不正会計の兆候は財務諸表等に表れる!
虚偽記載の未然防止・早期発見実務の解説書。
発見の困難さから「完全犯罪」といわれることがある不正会計について、不正会計に係る調査の基本的思考、不正会計の手口及び予防法と発見の手法、発覚後の対応について説明。著者の豊富な経験と具体的な事例を用いて「不正会計」を明らかにする。

目次

第1部 不正会計-理論と法的枠組み
第1章 金融商品取引法の目的
第2章 金融商品取引法における開示制度
第3章 開示制度の実効性確保のための諸制度
第4章 不正会計の社会的意味

第2部 不正会計-原因と予防
第1章 不正会計の発生原因
第2章 不正会計の予防

第3部 不正会計-早期発見とその対応
第1章 不正会計の早期発見
第2章 早期発見のための視点
第3章 財務諸表を利用した不正会計の端緒の把握
第4章 不正会計の手口とその発見方法
第5章 早期発見のための仕組み
第6章 不正会計への対応

第4部 不正会計-事例からの検討
第1章 犯則事件・刑事事件
第2章 課徴金事案

第5部 不正会計-市場規律の強化への取り組み
第1章 上場会社の取り組み
第2章 証券取引所の取り組み
第3章 日本証券業協会の取り組み
第4章 日本公認会計士協会の取り組み
第5章 当局(金融庁・証券取引等監視委員会)の取り組み
第6章 その他市場関係者の取り組み

著者紹介

宇澤亜弓(うざわ あゆみ)
公認会計士宇澤事務所代表、公認会計士・公認不正検査士
平成2年3月 関西学院大学法学部法律学科卒業
平成2年10月 公認会計士第二次試験合格後、大手監査法人にて法定監査(商法・証取法)及び株式公開支援業務等に従事。
平成7年3月 関西学院大学大学院商学部研究科会計学専攻修了。
平成11年4月 警視庁刑事部捜査第二課にて、財務捜査官(警部)として、企業犯罪(特別背任、業務上横領、詐欺等)捜査に従事。
平成16年11月 証券取引等監視委員会事務局特別調査課にて、証券取引特別調査官、主任証券取引特別調査官、開示特別調査統括官として、主に虚偽記載事案の基礎調査(事案の掘り起し)・本格調査等の犯則調査に従事。
平成23年2月 公認会計士宇澤事務所を開設し、市場規律の強化に取り組む市場関係者等への講演、セミナー等を行うとともに、不正会計の予防・早期発見に係るコンサルティング業務及び不正調査、訴訟関連調査等を主たる業務とする。
平成23年7月 最高検察庁金融証券専門委員会参与(現任)。
平成24年6月 一般社団法人日本公認不正検査士協会(ACFE JAPAN)理事(現任)。