租税回避論 税法の解釈適用と租税回避の試み
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- 谷口勢津夫 著
- 発行
- 2014年03月11日
- 判型
- A5判320頁(上製・箱入)
- ISBN
- 978-4-433-53853-8
- 定価
- 4,400円(本体:4,000円)
在庫なし
概要
租税回避の研究について、中間まとめとして既発表の論文及び判例解釈を取りまとめ収録。租税回避の基礎理念を述べ、租税回避という考え方の原点とする「租税回避の試み」という観念について、過去の判例等も用いて論述。また、ドイツ租税基本法について最近の判例から概観している。
目次
第1章 租税回避の基礎理論
第1節 租税回避の意義と限界
第2節 司法過程における租税回避否認の判断構造
第2章 租税回避の試みの否認の許容性
─主として課税要件法の解釈の観点から─
第1節 課税減免規定に関する目的論的制限及び制度濫用の法理による否認
第2節 租税条約の解釈による否認
第3章 租税回避の試みの否認の許容性
─主として課税要件事実の認定の観点から─
第1節 税法上の取引に関する事実認定による否認
第2節 私法上の取引以外の事実に関する事実認定による否認
第4章 ドイツ租税基本法42条の意義と展開
第1節 1977年租税基本法42条の適用状況
第2節 租税基本法42条の2008年改正論議
第3節 2008年改正租税基本法42条の濫用概念
第5章 研究のまとめ
著者紹介
谷口勢津夫(たにぐち せつお)
大阪大学大学院高等司法研究科教授
1956年7月7日高知県生まれ
1986年3月京都大学大学院法学研究科博士後期課程単位修得退学
甲南大学法学部教授を経て、2004年4月より現職