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「正当な理由」をめぐる認定判断と税務解釈

「正当な理由」をめぐる認定判断と税務解釈 判断に迷う≪加算税免除規定≫の解釈

  • 酒井克彦 著
発行
2015年07月31日
判型
A5判224頁
ISBN
978-4-433-52075-5
定価
2,420(本体:2,200円)

在庫なし

概要

加算税が免除されるか否かという、納税者にとって大きな関心事である「正当な理由」について、加算税の免除要件を構成する「正当な理由」がある場合はどのような場合であるか等、加算税制度の理解や、過去の判例等の知識を整理し、検討の素材を提供。

目次

第1章 不確定概念と加算税
第1節 租税法律主義と不確定概念
第2節 加算税制度の概観
第3節 課税要件明確主義と「正当な理由」

第2章 加算税免除要件としての「正当な理由」
第1節 共通問題
第2節 過少申告加算税
第3節 無申告加算税
第4節 不納付加算税

第3章 裁判例の紹介

著者紹介

酒井克彦(さかい かつひこ)
1963年2月東京都生まれ
中央大学大学院法学研究科博士課程修了。法学博士(中央大学)。
国税庁長官官房、課税部、税務大学校、国士舘大学法学部教授等での勤務を経て、現在、中央大学商学部教授。租税法及び税務会計論担当。(社)アコード租税総合研究所所長。(社)ファルクラム代表理事。租税法学会、日本税法学会、日本公法学会、日本私法学会、International Fiscal Association、日本税務会計研究学会、日本海法学会、日本台湾法律家協会、租税訴訟学会等会員。

著書に、『『相当性』をめぐる認定判断と税務解釈』(清文社2013)、『プログレッシブ税務会計論』(2014年)、『企業法務戦略』(2007〔共著〕)(以上、中央経済社)、『税理士のための税務調査ガイドブック』[税務研究会出版局2013〔監修〕)、『スタートアップ租税法〔第3版〕』(2015)、『クローズアップ課税要件事実論〔第3版〕』(2014)、『クローズアップ租税行政法』(2012)、『ブラッシュアップ租税法』(2011)、『所得税法の論点研究』(2011)、『ステップアップ租税法』(2010)、『フォローアップ租税法』(2010)、『関連法領域の変容と租税法の対応』(2008〔共著〕)(以上、財経詳報社)、『附帯税の理論と実務』(ぎょうせい2011)、『裁判例からみる法人税法』(2012)、『行政事件訴訟法と租税争訟』(2010)、『裁判例からみる相続税・贈与税〔3訂版〕』(2013〔共編著〕(以上、大蔵財務協会)、『信託ビジネスのニュートレント』(経済産業調査会2008〔共著〕)などがある。その他、論文多数。