概要
日本の社会保障制度について、実際のデータに基づいた数量的データ分析を行い、現状と問題の所在を明らかにした上で、現行制度を前提に政策の方向性を検討した研究書。
目次
第1章 序論
第2章 日本の社会保障制度 ―歴史的変遷と現状―
第3章 年金制度のあり方と経済活動
第4章 医療制度のあり方と経済活動
第5章 介護保険制度のあり方と経済活動
第6章 貧困と不平等
第7章 社会保障と財源
著者紹介
吉田有里(よしだ・ゆり)
1995年名古屋市立大学卒業、1997年名古屋市立大学大学院博士前期課程修了、2000年大阪大学大学院博士後期課程修了、大阪大学博士(国際公共政策)取得、2001年甲南女子大学人間科学部専任講師就任、2005年甲南女子大学人間科学部准教授、現在に至る。
[専門分野]
社会保障、財政学、公共政策
[主な論文]
「介護保険制度の経済分析」(『季刊社会保障研究』Vol.37(2))
「所得分配論議の再検討:世代別考察の必要性」(『甲南女子大学研究紀要 人間科学編』第48号)