信託制度の活用による公益的政策の実現 信託税制改革による信託活性化としての農地信託等の活用
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- 喜多綾子 著
- 発行
- 2017年11月07日
- 判型
- A5判256頁
- ISBN
- 978-4-433-40757-5
- 定価
- 3,300円(本体:3,000円)
在庫なし
概要
民事信託税制を取り巻く法解釈及び法政策上の課題を検討し、信託の具体的な公益的活用を政策的視点から検討・提言した研究書。
目次
序章
第1章 信託制度の特徴と農業活性化信託
第2章 わが国における信託の法制度化と信託税制の確立
第3章 わが国の信託の発展と信託税制の特徴
―信託発展の阻害要因としての受益者等課税―
第4章 わが国の信託の発展と信託税制の特徴
―信託発展の阻害要因としての相続税法―
第5章 信託活用に対する税負担の逆転現象の検討
第6章 信託による公益的活用と阻害要因
第7章 農業信託、森林信託の仕組みと利用拡大のための対策
第8章 国家戦略特区における信託の活用
結 語 公共的・公益的政策の実現のための信託の活用と信託税制改革
著者紹介
喜多綾子(きた あやこ)
1996年 税理士試験合格
2007年 龍谷大学大学院法学研究科修士課程修了
2013年 立命館大学大学院法学研究科博士課程後期課程満期退学
2016年 同志社大学大学院総合政策科学研究科博士課程後期課程修了(博士(政策科学))
主要論文
「個別信託の発展と課税問題―信託法改正の動きと信託課税改革」税法学556号、「『受益者等が存しない信託』の課税と受益者等の意義―目的信託を中心として―」立命館法学318号、「信託課税における所得計算ルールの課題と理論的検討」立命館法学331号、「信託税制における受益者課税の問題」税法学568号、「信託税制の法的構造の研究―信託の利用可能性の拡大と受託者課税方式へ向けての総合的研究」信託研究奨励金論集 37号、等。