概要
国税通則法改正(平成23年12月施行)後の現在の税務調査の実態を踏まえ、特定の税目に特化することなく、税目横断的に記載例をふんだんに盛り込み解説。
目次
第1章 平成23年度税制改正を踏まえた修正申告と更正の請求の実務
第1節 修正申告の意味の変容と更正の請求
第2節 権利救済の手続
第2章 修正申告の実務
第1節 修正申告の意義
第2節 修正申告の慫慂・勧奨への対応
第3節 義務的修正申告の意義
第3章 修正申告書を提出する場面のケーススタディと記載例
第1節 所得税のケーススタディ
第2節 法人税のケーススタディ
第3節 相続税のケーススタディ
第4節 消費税のケーススタディ
第4章 更正の請求の実務
第1節 更正処分と更正の請求
第2節 嘆願書による申告の是正
第3節 後発的理由による更正の請求
第4節 適用範囲の拡大
第5節 更正の請求と立証責任
第6節 還付金と還付加算金
第5章 更正の請求を行う場面のケーススタディと記載例
第1節 所得税のケーススタディ
第2節 法人税のケーススタディ
第3節 相続税のケーススタディ
第4節 消費税のケーススタディ
著者紹介
安部 和彦(あんべ・かずひこ)
税理士。和彩総合事務所代表社員。拓殖大学商学部教授。
東京大学卒業後、平成2年、国税庁入庁。調査査察部調査課、名古屋国税局調査部、
関東信越国税局資産税課、国税庁資産税課勤務を経て、外資系会計事務所へ移り、平成18年に
安部和彦税理士事務所・和彩総合事務所を開設、現在に至る。
医師・歯科医師向け税務アドバイス、相続税を含む資産税業務および国際税務を主たる
業務分野としている。
平成23年4月、国際医療福祉大学大学院医療経営管理分野准教授に就任。
平成26年9月、一橋大学大学院国際企業戦略研究科経営法務専攻博士後期課程単位修得退学
平成27年3月、博士(経営法)一橋大学
令和3年4月、国際医療福祉大学大学院医療経営管理分野教授に就任。
令和5年4月、拓殖大学商学部教授に就任。
【主要著書】
『税務調査の指摘事例からみる法人税・所得税・消費税の売上をめぐる税務』
(2011年・清文社)
『消費税[個別対応方式・一括比例配分方式]有利選択の実務』(2013年・清文社)
『国際課税における税務調査対策Q&A』(2014年・清文社)
『Q&A 医療法人の事業承継ガイドブック』(2015年・清文社)
『Q&A でわかる消費税軽減税率のポイント』(2016年・清文社)
『要点スッキリ解説 固定資産税』(2016年・清文社)
『新版 税務調査事例からみる役員給与の実務Q&A』(2016年・清文社)
『最新判例でつかむ固定資産税の実務』(2017年・清文社)
『[第三版]税務調査と質問検査権の法知識Q&A』(2017年・清文社)
『裁判例・裁決事例に学ぶ消費税の判定誤りと実務対応』(2020年・清文社)
『改訂 消費税インボイス制度導入の実務』(2023年・清文社)
『[三訂版]医療・福祉施設における消費税の実務』(2023年・清文社)
『事例で解説 法人税の損金経理』(2024年・清文社)
『Q&A 相続税の申告・調査・手続相談事例集』(2011年・税務経理協会)
『事例でわかる病医院の税務・経営Q&A(第2版)』(2012年・税務経理協会)
『医療現場で知っておきたい税法の基礎知識』(2012年・税務経理協会)
『消費税の税務調査対策ケーススタディ』(2013年・中央経済社)
『相続税調査であわてない不動産評価の税務』(2015年・中央経済社)
『相続税調査であわてない「名義」財産の税務(第3版)』(2021年・中央経済社)
『消費税の税率構造と仕入税額控除』(2015年・白桃書房)
『中小企業のための海外取引の税務』(2020年・ぎょうせい)