概要
「触れる」をキーワードに、「考える」ことそのものを鍛えるためのプログラム“ハンズオン・ラーニング”について、その考え方や留意点、実際の授業の進め方などをわかりやすく解説。
目次
第1章 はじめに
─ ようこそ、ハンズオン・ラーニングの世界へ
第2章 ハンズオン・ラーニングとは何か
─ 基本的な考え方
1 ハンズオン・ラーニングはアクティブ・ラーニングなのか
2 「考えるべきこと」と「考えること」
3 興味と関心
4 私の事例
5 「ため」連関
6 〈教える-教わる〉の呪縛
7 「触れる」学び ─ ハンズオン・ラーニングとは?
8 なぜ、「しるべ」なのか
9 社会をなして生きつつある存在
10 よい社会
11 学びのある社会
12 学び合いのプログラム
13 高等教育のオペレーティングシステム(OS)としての
ハンズオン・ラーニング・プログラム
14 テクストとコンテクスト
15 仕掛け人としての教員
第3章 アプローチ ─ 方法論的な留意点
1 入れ子上の仕組み
2 授業を位置づけ、関連づける
3 知的基礎体力
4 理解と探究
5 科目群と授業の構成
6 キャンパス外のプログラム ─ テーマ設定
第4章 授業 ─ メソドロジー
1 セッティングと導入
2 2つのワークと3つのセッション
3 第1セッション ─ 2つのサブセッション
4 インストラクション ─ 第1セッション
5 第2セッション ─ 理解から解釈へ
6 第3セッション ─ 共に考える(第10~13回)
7 最終回(第14回)
8 応用
第5章 コメンタリー
1 ケースとしての方法
2 運営体制 ─ 多段かつ多彩なレイヤー
3 さまざまなケース ─ 誰にとって何が困るのか
第6章 おわりに ─ 学びのある社会を目指して