概要
2019年1月以降近年までの適時開示を対象に、監査法人交代の理由を分析。個々の記載の特徴や過去との比較など多角的に考察し、記載内容から見えてくる日本企業の開示に対するスタンスを検証。分析対象とした監査法人交代に関する情報すべてを一覧化して巻末資料として掲載。
目次
序章 本書の目的
第1部 交代理由の傾向
第1章 交代理由の変化
第2章 交代理由の傾向
第3章 記載内容の傾向
第2部 交代理由の記載
第4章 監査報酬
第5章 継続監査期間
第6章 監査法人からの申し出
第7章 グループ間統一
第8章 公認会計士・監査審査会による勧告等
第9章 監査法人の合併
第10章 ローテーション制度等
第11章 合意解除・見解の相違
第12章 監査体制の不備・担当会計士の脱退・監査人の法人化
第13章 環境変化への対応
第14章 その他の交代理由
第15章 監査法人側の見解と異なる交代理由
補章 東京プロマーケット上場会社における交代理由
終章 日本企業の開示姿勢
巻末資料 監査法人交代一覧表
著者紹介
鈴木 広樹(すずき・ひろき)
公認会計士。事業創造大学院大学教授。
早稲田大学政治経済学部卒業。証券会社で企業審査に従事した後、現職。
〈主要著書〉
・『適時開示実務入門』(同文舘出版、2014年、2023年〔第4 版〕)
・『検証・裏口上場─不適当合併等の事例分析』(清文社、2013 年)
・『タイムリー・ディスクロージャー(適時開示)の実務』
(税務研究会、2006年、2008年〔改訂増補版〕)
・『適時開示の実務Q&A』(共著、商事法務、2016年、2018年〔第2版〕)
・『不適正な会計処理と再発防止策』(共著、清文社、2013年)
・『金融商品取引法における課徴金事例の分析Ⅰインサイダー取引編』
(共著、商事法務、2012年)
・『金融商品取引法における課徴金事例の分析Ⅱ虚偽記載編』
(共著、商事法務、2012年)
・『税務コンプライアンスの実務』(編著、清文社、2015年)