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生涯学習まちづくりは村格・都市格へ

生涯学習まちづくりは村格・都市格へ

  • 榛村純一 著
発行
2007年03月31日
判型
A5判342頁
ISBN
978-4-433-38076-2
定価
2,640(本体:2,400円)

在庫なし

概要

■ある地方都市の実験
「生涯学習社会」を築く条件と手法を探る。

目次

はじめに-六百六十七の中小都市の村格・都市格を求めて

第1章 村格・都市格で比較するまちづくりの理想-その基本条件を考える
1.平成の大合併後、都市別の人口と大小格差の問題
2.まちづくりにおける志・質・品格の問題
3.村格・都市格をめざす指標づくりの試論
4.生涯学習まちづくりは村格・都市格への道

第2章 地方分権とは都市格樹立の行動である
1.シリアス半分、ユーモア半分の唯一・最初・日本一シリーズ
2.地方分権理念によるまちづくりと都市格の形成事例
3.まちづくりの総力結集-村格・自治区と土地問題

第3章 生涯学習まちづくりから生涯学習社会の構築へ
1.東京の繁栄に対する地方小都市の独自性(都市格)-思想性の高い田園都市に風格ある人間・家庭・地域
2.都市の骨格-公共空間、公共施設の美学と広場のふれあい
3.誰も知らない新幹線掛川駅設置の歴史と裏話
4.向都離村の学校教育から選択定住の生涯学習へ
5.地方都市における権力人材の闘争図式と「以和為貴」の真贋

第4章 花とみどりの全市域三十六景テーマパーク
1.村格・都市格のテーマと「とはなにか学舎」
2.三景、八景から三十六景へ巡回学習コースの設計
3.花と緑でまちを美しくする条例によって-「花の会」年報に寄せるメッセージ

第5章 【論考】地方分権の虚々実々-合併、行革、土地条例、特区等
1.地方都市から見た地方分権の展望
2.財政ビッグバン抜きに閉塞状態は脱せられない
3.地方分権の実現は市町村次第-問われる首長の真価
4.掛川市の生涯学習まちづくり土地条例
5.特区推進会議の目的は五つ
6.スローライフシティは楽しい-人々の心も街路樹も美しいまちに
7.樹木の文化にこだわる地方都市の実験

第6章 格差に挑んだ二宮尊徳思想の現代性-報徳論集
1.尊徳思想の現代的解釈とその意義
2.国際二宮尊徳思想学会の設立のあとで
3.近代化における中国と日本の違いを考える
4.報徳社と掛川市が私に与えた都市格的なもの

第7章 静岡新聞の「時評」-気骨ある異端をめざす

第8章 本物と真実を求めて-小論キラリ

おわりに-モンテーニュ市長のエッセイを頭において