環境に直結する 日本林業再生のビジョン
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- 小倉康彦 著
- 発行
- 2007年05月10日
- 判型
- A5判208頁
- ISBN
- 978-4-433-38067-0
- 定価
- 3,520円(本体:3,200円)
在庫なし
概要
■本邦初の林業市場経済理論
わが国の森林の持続は劣等生
森林の持続こそ二酸化炭素を吸収し、地球温暖化を防止する優等生。
目次
序章
第1部 林業市場経済理論
第1編 基本的考察
はじめに
第1章 林業市場経済理論の必要性
第2章 林業市場経済理論の基本的考え方
第2編 森林の持続は林業市場経済理論が前提
第1章 経済的植栽基準
第2章 経済的捨切基準
第3章 経済的間伐基準
第4章 経済的伐期齢
第5章 人工林と天然林の森林の持続の相違
第2部 21世紀以降の森林・林業のビジョン
はじめに
第1編 ビジョンの解説
第2編 森林の持続は世界からの命題
第1章 森林・林業の現況と21世紀以降の林学・森林・林業のあり方
第2章 林業と森林との相関関係
第3章 林業の復活と森林の持続との相関関係
第4章 「森林の持続(終極の目的は林業の復活)」の基本的考え方
第5章 国内外から見た「森林の持続」が必須な蓋然性
第6章 森林の持続は公的企業であり乍ら家計は自前
第7章 21世紀以降の森林施業は原則として天然下種更新
第3編 白書から読む林業経営分析
第1章 植林実行比率の推移から日本林業の倒産が予測できる
第2章 下刈及び間伐の実行比率の推移からの倒産が予測できる
第3章 不良資産型森林についての白書での警告と本書での分析比較
参考編第一
参考編第二
第4編 山元立木価格の下落率は丸太価格の下落率よりも5割程も大きい
第1章 森林・林業の今後の経営指針の基準は林業市場経済上、丸太価格から山元立木価格に改訂すべき
第2章 現行の伐期齢の期間をほぼ2倍に改訂せざるを得ない蓋然性がある故に標準伐期齢に替って改訂すべき伐期齢を経済的伐期齢と命名
第3章 二酸化炭素吸収量は伐期齢の期間をほぼ2倍に改訂せざるを得ないため単位面積当の吸収量は、ほぼ2分の1に低減
第5編 昭和時代初期の健全型森林と現況の不良資産型森林との比較
第6編 21世紀以降の森林・林業のあるべき姿の集約
第7編 平成19年は林業市場経済導入のための林学体系再構築の初年度