2 土地登記簿の表題部 3 地目 4 地積2123)がなされ、筆界が特定された場合に、その旨を記録します。その下に「所在」欄があり、ここまでがその土地の全体的情報を提供する部分です。変更登記や更正登記をした場合は、順次、下に欄を増やして記録します。例示した表題部では、地籍調査(⇨Q1-21)の結果、地目が山林から宅地に変更され、「原因及びその日付」欄に、地目を示す数字の②に続いて、「年月日不詳地目変更」とされ、変更前の地目である「山林」に下線が引かれ、抹消したことを示します。同じく、地積も397㎡から395.43㎡に変更されています。地籍調査による変更のあと、住居表示が実施されて、所在が、「甲市乙山字山中」から「甲市青葉二丁目」に変更されました。 1 所在所在とは、不動産の位置を特定するためのもので、市区町村および町丁目・地番は、1筆ごとの土地に付ける番号で、土地を特定するために使います。地目は、土地の用途を表します。Q1-24で説明します。地積は、土地の面積を表します。Q1-25で説明します。その下には、地番・地目・地積を記録する欄があり、地番には①、地目には②、地積には③の数字を付けます。これらの数字は、あとで登記内容を変更・更正するときに、変更・更正する項目を指示するために使います。その右側には、「原因及びその日付」と「登記の日付」を一括して記録する欄があります。字までを記録します(都道府県名は書かない)。「字あざ」は、地名を示すために古くから使われている言葉で、土地の所在を「字○○」と表示します。現在は住居表示が進んだので、「字」の代わりに、「××○丁目」と表記することが多くなっています(⇨Q1-19)。「大おおあざ字」は、字より広い範囲で、大字の中に多数の字があり、「大字○○字△△」のように表示します。 2 地番
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