第3版 建設業の会計・税務ハンドブック
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[2]会計処理分類)。また、長期の外貨預金の預入時に生じた為替予約差額については、その契約の締結の日から予約の決済の日までの期間按分により益金または損金の額に算入します(法令■■■の■)。受取手形とは、営業取引に基づいて発生した手形債権をいいます(勘定科目建設業においては、工事請負に直接結びついている請負工事代金等は受取手形として認識します。通常の取引に基づく手形債権には■年基準が適用されないため、その期日の長短にかかわりなくすべて受取手形勘定で認識します。ただし、このうち破産債権、再生債権、更生債権その他これらに準ずる債権で、決算日後■年以内に弁済を受けられないことが明らかなものは、投資その他の資産に記載します(勘定科目分類)。また、主たる営業活動以外に受け入れたものは営業外受取手形(流動資産または投資その他の資産)として認識します。資金調達目的の金融手形は貸付金として処理されます(財規■■)。なお、受取手形の会計・税務処理に関して、建設業に固有の処理は定められていませんが、工事代金の回収にあたって受取手形を受領することが多くありますので、資金繰り管理、与信管理の観点からは重要と思われます。受取手形の受領、取立て、裏書や割引の記録を記載し、期日管理を行うため、一般に受取手形記入帳を作成します。2.受取手形[1]勘定科目の概要第1章流動資産119

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