人的資本経営と情報開示
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性性 項目アサーション・ 採用活動の発生1人当たりの採用コスト/実在性・ 採用コストの網羅性・ 博士人材の採用の実在性博士人材の採用数・ 博士人材への分類(表示および開示)・ 退職者の発生/実在性新卒採用n年後在籍率・ 退職者数の網羅・勤続年数の測定・ 離職者数の網羅自発的離職率・ 自発的離職者への分類(表示および開示)項目アサーション・ 研修実施の発生従業員一人当たりの研修受講時間/実在性・研修時間の測定・ 研修の受講者数の網羅性・ 資格試験の合格者の発生/実在性資格取得合格率・ 資格試験受験者数の網羅性・ DX人材認定者の発生/実在性・ DX人材の分類(表示および開示)DX人材認定者数主な情報源総勘定元帳(採用に関するコスト)、採用管理システム、採用活動記録や外部業者に対する支払証憑人事情報データ(採用者名)、人材情報データ(専門スキル)人事情報データ(退職者数、入社年月日、退職年月日、勤続年数)人事情報データ(退職者名、退職理由)、離職票(離職証明書)主な情報源研修管理システム(研修テーマ別の研修時間、受講対象者氏名)人材情報データ(資格受験記録、資格取得年月日)研修管理システム(DX人材認定プログラムの修了者氏名)、DX人材認定プログラムのシラバス起こりうるエラー下記のエラーにより採用コストの集計を誤る。・ 報告すべき採用コストの範囲を誤る。・ 報告期間に帰属する採用活動のコストの集計を誤る。下記のエラーにより、博士人材の採用数を過大に集計する。・ 必要とする博士人材の範囲を誤る。・ 博士人材として他の一般の人材を誤って集計する。下記のエラーにより新卒採用n年後の退職者比率を過小に算出する。・ 勤続年数の測定を誤ることにより、集計対象となる退職者数の集計を誤る。・ 退職年月日を誤ることにより、集計期間に帰属する退職者数の集計を誤る。・算定式の適用を誤る。下記のエラーにより、離職率を過小に算定する。・ 自発的離職者数の集計を誤る(例えば継続雇用制度の下での60歳定年の取り扱いについての集計ルールがあいまい等)。・ 自発的離職者と非自発的離職者の区分を誤る。起こりうるエラー下記のエラーにより従業員1人当たりの研修時間の算定を誤る。・ 集計対象となる育成のための研修時間の集計を誤る(コンプライアンス研修等を含めるかどうかの定義があいまいなど)。・受講した研修者数の集計を誤る。下記のエラーにより、資格取得合格率を誤る。・ 資格試験の合格者氏名、合格者数を誤る。・資格試験の受験者数の集計を誤る。下記のエラーにより、DX人材認定者数を過大に集計する。・ DX人材認定プログラムの未了者を認定者数にカウントしてしまう。・ DX人材として認定する研修、実務の定義や範囲があいまいであるため、精度の低い人数を集計する(その他、期末で退職した者を含めてしまうことによるエラー等が考えられる)。 第 1 節 人的資本KPIの開示フロー概要と必要な内部統制  251表6.1-12 人材獲得とリテンションに関する指標についての内部統制上のポイント図表6.1-13 人材育成に関する指標についての内部統制上のポイント

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