人的資本経営と情報開示
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153野村:御社は伝統ある製造業企業というイメージがありますが、内閣官房の非財務情報可視化研究会の資料にも取り上げられるように、人的資本に関して先進的な取り組みをされていらっしゃいます。まずは、このような取り組みの背景や経緯を教えていただけますか。小野:今でいう人的資本的なフレームワークで議論を始めたのは、2015年頃に「VISION 2025」という長期経営計画の策定を議論したときにさかのぼります。それまでは他の企業と同様に3年間の中期経営計画を策定していたのですが、10年後を見据えた長期経営計画を策定するということになり、それらを支える全社戦略について事業戦略や研究開発、生産技術など各領域における基本戦略として課題と方向性を議論した中で、まずはこれらを支える事業支援戦略として人材戦略を位置づけた、というのが取り組みのスタートとなりました。 その議論の中でまず、単体・グループ・グローバル、戦略的な三井化学株式会社グローバル人材部部長 小野 真吾 氏AdvancedCase6 取り組み事例 6  長期経営計画「VISION 2025」において人材戦略が基本戦略の一つに取り組み事例6伝統的企業におけるデータドリブンな人的資本経営のススメ

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