EY新日本有限責任監査法人では、「テクノロジー」「消費財・小売」「不動産・建設」「金融」など、様々な業界特性に応じた業種（セクター）別の体制を敷いており、その一環として、ソフトウェアセクターナレッジという組織を設けて活動しています。ソフトウェアセクターナレッジでは、EYで行われているグローバルベースでの業種別活動と密接に関連しながら、ソフトウェアビジネスに関する知見の蓄積や新たなビジネスモデルに対する会計処理等の研究を遂行しています。 2022年10月 本書は、単にソフトウェアに関する会計基準の解説を行うものではありません。ソフトウェア業の取引慣行や特徴の紹介、クラウドサービスやアジャイル開発などソフトウェア業界特有の事象に対する会計処理上のポイント、ソフトウェアに関連する会計不正事例を踏まえた内部統制の留意事項、ソフトウェアの税務上の取扱いなど、私たちソフトウェアセクターナレッジにおける日々の活動成果を盛り込んだ、幅広い内容となっています。 また確認したい事項を簡単に検索できるようQ&A形式を採用し、図表を使いながら読みやすさを意識して執筆しました。 ソフトウェアビジネスの税務・会計に携わる方のみならず、ソフトウェアサービスを展開する企業（ベンダー）の皆様やソフトウェアを利用するユーザーの方にも、本書をお手にとって頂き、直面されている実務の課題に対する一助となりましたら望外の喜びです。EY新日本有限責任監査法人ソフトウェアセクターナレッジ執筆者一同改訂にあたって
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