373正しい処理PJ③売上見込300原価見込350利益見込△50PJ④売上見込600原価見込200利益見込400不正処理PJ③売上見込300原価見込350利益見込△50PJ④売上見込600原価見込200利益見込400赤字PJ利益見通利益見通+400利益見通PJ③売上見込300原価見込250利益見込 50PJ④へ工数100を付け替え赤字発生を回避PJ④利益見通+300売上見込600原価見込300利益見込300△50P/L受注損失引当金繰入 50利益 △50+50P/L受注損失引当金繰入 ̶利益 ̶ ソフトウェア制作においては、そのプロジェクトが利益を稼得しているかどうかを把握するため、また損失が見込まれている場合には受注損失引当金を適時に計上するために、プロジェクトごとの適切な損益管理が重要となります。特に人件費については、ソフトウェア業界においてコストに占める比重が高いと考えられますが、プロジェクトごとに原価を正確に集計し、その後恣意的な工数の振替を防止する仕組みがない場合には、次のような問題が生じる可能性があります。<ケース2>赤字プロジェクトの工数を別の黒字プロジェクトに付け替え 2発生の要因分析
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