5-5Q費用処理。過去に遡って資産計上はしない。資産計上。 ■ 自社利用のソフトウェアを使用したサービスの提供契約や事業開始が確 このような場合のソフトウェアの制作費の会計処理を整理すると以下のとおりになります。定し、将来の収益獲得の確実性が明らかになった。 自社利用のソフトウェアについては、制作を開始する時点において、ソフトウェアの利用者が要求する機能を発揮するソフトウェアが完成し、かつ、実際の業務での利用に耐えられるかどうか確実に判断することには、困難を伴うことも考えられます。状況によっては、以下のようにソフトウェアの制作活動が開始された後に、資産計上の要件を満たしていることが判明する場合もあると考えられます。 ■ 社内業務処理目的のソフトウェアについて、制作の進捗により、完成の目処がつき、将来の収益獲得又は費用削減が確実であると見込まれることとなった。将来の収益獲得又は費用削減が確実であると認められた時点上記時点より以前の制作費上記時点より以降の制作費ソフトウェア実務指針Q&A Q16会計処理第5章 ユーザーのソフトウェアの会計処理(自社利用(社内利用))関連規定ANSWERA276制作途中で将来の収益獲得又は 費用削減効果が確実となった場合 制作を開始した時点では、将来の収益獲得又は費用削減が確実ではなかった自社利用のソフトウェアについて、制作途中で将来の収益獲得又は費用削減が確実と認められる状況になった場合にはどのように会計処理すべきでしょうか。
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