設例 受注損失引当金の会計処理1.前提条件 ① 当初の収益総額10,000、原価総額の当初見積額9,500 ② 契約期間:3年 ③ X1年度末及びX2年度末に原価総額の見積額はそれぞれ9,600及び2 2.会計処理⑴ X1年度の会計処理※1 X1年度の進捗度 25%(=2,400/9,600×100%)※2 X2年度の進捗度 72%(=(2,400+5,160)/10,500×100%)2,4002,5002,400(貸) 諸勘定 2,500(貸) 収益(※1) 16310,500に増加したが、契約金額の見直しは行われていない。 ④ 決算日における進捗度:コストに基づくインプット法。各年度での見積られた収益総額、原価総額及び決算日における進捗度は次のとおりである。① 原価の計上:(借) 原価 ② 収益の計上:(借) 未収入金 X2年度10,0002,4005,1602,94010,500△50072%(※2)X3年度10,0007,5602,940―10,500△500100% 受注損失引当金の具体的な会計処理は以下の設例のとおりです。項 目収益総額過年度発生原価累計当期発生原価完成までに要する原価原価総額利益(損失△)決算日における進捗度(※1) 10,000×25%=2,500X1年度10,000―2,4007,2009,60040025%(※1)2 不採算案件の会計処理受注損失引当金の会計処理
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