Ⅳ章においては、会計処理において無形資産評価に影響を与える有形資産の評価について触れている。第Ⅴ章では無形資産評価実務において、どのような点が議論されるかを列挙し、考察を加えている。第Ⅵ章においては、無形資産の評価結果が財務諸表に実際にどのように記載されているかを具体例を用いて説明している。付録として、実務の用に供するため無形資産の評価を実施するにあたり必要な資料リストを添付した。 なお、本書における意見や考察は著者の私見であることを申し添える。無形資産の実務は、今後日本におていもますます発展を遂げていくと思われる。本書がその実務形成のための一助となることをこころより願っている。 最後に、本書の出版にあたってご協力いただいた清文社の橋詰守氏、中村麻美氏に紙上を借りてこころよりお礼申し上げたい。 2006年11月デロイトトーマツFAS株式会社
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