M&A 無形資産評価の実務
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●Ⅲ  無形資産評価の実務*1*1*1*1現象もあることに留意する必要がある。 ◆高収益性 ◆市場の潜在力 ◆マーケットシェア 有形資産は、有形であるがためにその所有者は前述した無形資産の特性を当然のこととして享受できる。企業価値評価の観点からの有形資産と無形資産の大きな違いは、価値を生む源泉が異なることである。すなわち、有形資産はその物理的な特性が価値を創造するのに対して、無形資産はそれに関連する権利が価値を創造する点に大きな違いがある。無形資産の価値は無形資産を売却する権利、貸与する権利、利用する権利などに基づいて創造される。 無形資産は、その内容によって以下のように分類される(IFRS3‌IE18〜、ASC‌805-20-55-11〜)。*1〈例示の一覧表〉146マーケティング関連無形資産商標、商号、サービス・マーク、団体マークおよび認証マークトレードドレス(独自の色彩、形またはパッケージ・デザイン)新聞名(マストヘッド)インターネット・ドメイン名競業避止協定❶ 有形資産との違い❷ 無形資産の種類

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