海外のネットワークを使った分析や、行政当局との意見交換の機会もあります。最大手の税理士法人の金融部だからこそ可能とした、その経験と蓄積を落とし込み、より読者に供する設問を厳選しました。をいただきたいと思います。実際に商品への投資を行っている投資家個人の方々、金融商品を提供する金融機関に勤務され課税関係を顧客に説明したり、その方針を策定する立場にある実務担当者、こうした方々に税務処理や方針をアドバイスする税理士など専門家の方々に役立つように、想定されるさまざまなケースについてわかりやすく解説したつもりです。ただ、絶え間なく提供される新しい金融・投資商品を必ずしも税法が予定しておらず、多分に解釈の余地が残されていますので、文中の見解にあたる部分はあくまで私どもの個人的見解となる点をお許しいただきたいと思います。なお、本書は週刊「プロフェッションジャーナル」への連載から始まりました。最初は、最終的に本になるほどの事例があるだろうかと思いましたが、次々に出てくる金融・投資商品を紹介していくうちに本書としてまとめる機会をいただきました。プロフェッションネットワークの坂田様と清文社の中村様に多大なご協力をいただいたことをこの場を借りて御礼申し上げます。日頃からお世話になっているみなさまからの忌憚のないご意見、ご指導平成30年1月PwC税理士法人 箱田 晶子・高木 宏
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