士業連携をめぐる7つの知恵
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(2)判例■弁護士法第■■条における「その他一般の法律事件」には、法的紛議が具体化又は顕在化している案件はもとより、法的紛議が具体化又は顕在化していない場合でも、法的紛議が生ずることがほぼ不可避である案件も含まれるとされた事例………………………………………………………………■■判例■行政書士が受託した遺産相続の手続きに関する委託契約は、その受託時及び業務遂行時において法的紛議が生じることがほぼ不可避であったため弁護士法第■■条違反にあたり、一連の業務は全体として公序良俗に反し無効であり、一切の報酬請求は認められないとされた事例………………■■判例■簡易で少額な法律事件は、弁護士法第■■条における「その他一般の法律事件」には含まれないとした原判決について、現状の改革の必要性を説く限度において貴重な見解であることを認めながらも、そのような制限解釈は採用できないとされた事例……………………………………………■■■判例■遺産分割に関して行政書士が行った業務について、相続人の調査や遺産分割協議書などの作成は行政書士の業務範囲であるが、紛争が生じ争訟性を帯びてきた相続人との折衝は弁護士法第■■条違反とされた事例………………………■■■判例■司法書士が訴訟関係書類の作成にあたり、依頼者に助言・指導することは、それが一般的な法律常識の範囲内で、かつ、個別的な書類作成業務に収束されるものであれば、弁護士法第■■条に違反しないとされた事例…………………■■■■つ目の知恵業際問題の判例を知る

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