れ80%れ70%5,000万円超5,000万円以下課税売上高先生 そこで業種ごとの売上げに対する仕入れの割合を、卸売業は90%、小売業は80%といったぐあいに、一律決めつけてるのが「みなし仕入率」でね これを使えば消費税の金額が簡単に計算できる。仕入仕入8先生 そこでこの制度が使えるのは、年間売上げが5,000万円以下の事業売上高×10% − 売上高×みなし仕入率×10% = 売上高×(1−みなし仕入率)×10% = 納める消費税一郎 売上高の集計はそんなに難しくないですからね。先生 たとえば、小売業者はみなし仕入率が80%だけど、実際の仕入率が70%、つまりマージンが30%だとすれば、本当は30%分の消費税を納めなければならないのに、簡易課税制度を使えば20%分の消費税で済むんだね。その差10%分は事業者の手元に残る。爽香 あ、そうか。でも、そんなのダメよ。者だけ、ということになっているんだよ。一郎 以前は2億円以下でしたね。先生 そう。最初は5億円までOKだったんだけど、それだと益税の金額が大きすぎるので、5億円→4億円→2億円→5,000万円と徐々に引き下げられてきたんだよ。益税原則課税簡易課税原則課税簡易課税納税30%納税20%選択業種ごとに一律の仕入れ割合で計算できる売上5,000万円以下に限る
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