原価計算の税務
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減算売上原価認容所得金額又は欠損金額 ①②③①④ 0増③減②第二部 税務会計 法人税の原価計算【別表4】所得の金額の計算に関する明細書(×3年分)処 分【別表5(一)Ⅰ】利益積立金額の計算に関する明細書(×3年分)区 分当期利益又は当期欠損の額 加算期首現在利益積立金額区 分棚卸商品 20 繰越損益金 △ 50 差引合計額 △ 30 総 額150 20 130 当期の増減20△ 50 △ 30 留 保社外流出15020130差引翌期首現在利益積立金額100 100 100100 Ⅹ3年 会社仕訳 (借方)売掛金 1,100  (貸方) 売 上 1,100             売上原価   950     繰越商品   950     税務仕訳     売掛金 1,100  (貸方) 売 上 1,100             売上原価   970     繰越商品   970     (修正仕訳)   売上原価   20     繰越商品   20会計実務上、「切放し法」による低価法を採用している法人では、評価減後の期首棚卸商品の価額がその法人が採用している棚卸の評価方法により、期中に投入した商品の価額にも影響するから、「洗替え法」のみ認める税務上の期末棚卸商品価額と会計上の期末棚卸商品価額の調整は複雑なものになるので留意が必要である。第四章 原価計算の重要項目 — 125

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