移転価格の実務Q&A
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12〔取引単位の基本的な考え方〕取引単位の基本的な考え方を教えてください。◉解説◉1基本的な考え方いま、図表12-1のように日本の親会社Pは、日本国内で原材料を仕入れそれをもとに製造加工を行い、海外の国外関連者Sに製品の販売をしているとします。一方、Sは、現地の第三者に対して販売しているという簡単な例を取り上げて考えてみましょう。図表12-1取引図さて、Pの全社の損益計算書における営業利益までの計算構造は、図表12-2のとおりです。図表12-2Pの全社損益計算書の構造のイメージⅡ.取引単位│053【日 本】第三者親会社P〔製造機能〕国外関連者S〔販売機能〕第三者第三者第三者第三者【海 外】売上高(Sales)100--=603010売上原価(COGS)販管費(SG&A)営業利益(OP)

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