本書は、普段から不動産に関する合同勉強会を続けている不動産鑑定士と弁護士が、議論を重ね、双方の知識と経験に基づき、賃料の交渉・訴訟を有利に進めるための10のコツをまとめたものです。法律問題については不動産鑑定士目線からも解説し、鑑定評価の考え方については弁護士目線からも解説するように心がけました。専門的な言葉や表現も多いですが、不動産や法律の知識のない人でもスムーズに理解できるように、できるだけ噛み砕いて説明をしています。 本書をご覧になられた皆様が賃料交渉・訴訟を有利に進められ、より良い結果を残せることが、筆者一同にとってこれ以上ない喜びです。 また、本書が賃貸借契約の当事者のみならず、賃料増減請求にかかわる弁護士や不動産鑑定士といった専門家の方々の業務においてその一助になることを切に願います。 2020年1月不動産鑑定士 大島 大容
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