決算書の前期比較術
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Ⅱ 前期比較の実施方法13決算書や決算資料を前期比較する目的は何でしょうか。Q1 大きく2つの目的があると考えられます。①企業の業績を評価するため経営者にとっては経営判断に活かすため、投資者にとっては当該会社の将来性を判断するため、金融機関にとっては返済能力の有無を判断するため、などが考えられます。②決算書や決算資料に「おかしな数字」がないかどうかチェックするため経理部門、内部監査人、監査役、外部監査人、税務署、金融機関が、決算書や決算資料に不正や誤謬(ミス)がないかどうか調べるため、などが考えられます。前期比較をする上でもっとも注意しなければならない点は何でしょうか。Q2 「前期の数値は正しい」という前提のもと、実施される分析であることです。もし、前期の数字が間違っていた場合、前期比較分析は意味を成しません。ただし、「当期の数値は正しい」ということが保証されているならば、前期の数値の間違いを発見することは可能です。A1A2
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