決算書の前期比較術
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6Ⅱ前期比較の実施方法⁃⁃1前期比較とは 前期比較は、「前期と当期の決算書を比較する」という方法です。 「決算書が正しく作成されているかを検証する」ことを目的とする場合、前期比較を行うにあたっては、「決算書のどの勘定科目に『おかしな数字』が紛れ込むリスクが高いか」を意識することが最も重要です。そして、着目すべき勘定科目が定まったら、より詳細な情報(たとえば該当する勘定科目の内訳明細など)を見て、その前期比較を行うことになります。つまり前期比較は、決算書全体を俯瞰して勘定科目の内訳明細に徐々に入り込んで分析していくという、「森から木へ」という読み方が重要ということです。 「森から木」の見方貸借対照表の場合森:「資産の部」「負債の部」「純資産の部」 ⬇ 「流動資産」「固定資産」…… ⬇
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