図解でわかる新民法〔債権法〕
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証等、一部を除き、ルールの中身がそれほど大きく変わることはないといえます。そのため、今回の改正で「民法をわかりやすく作り変える」という目標は、中途半端なものになってしまいました。そこで、本書では、民法の基本的な考え方に立ち戻って、今回の改正がどのような重要ポイントを含み、今後の取引にあたって、法的な問題をどのように理解すべきかを中心に解説していきたいと思います。ただ、法務を専門とする人たちにとっては、細かな技術的な改正は、かなりのボリュームになります。しかし、多くの人々にとっては、それをすべて知ったからといって、役に立つことは極めて稀です。また、その内容は、民法が抽象的な法律であることもあって、相当に難解です。改正民法は、専門家でさえ正確に理解するのは大変難しい法律になっています。そのため、本書では、専門家向けの技術的なテーマは割愛して他の文献に委ね、重要なテーマを中心に簡単な解説をすることで、民法(債権法)の全体を理解できる内容になっています(ただ、本書では改正項目の9割以上をカバーしています)。既に民法改正に関する書籍は数多く出ていますが、本書は、その意味するところの概要を理解するために最適です。ぜひご参考にしていただければ幸いです。平成29年9月著 者

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