士業者が身につけたい 顧客をつかむ面談術
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15156顧客を納得させる、 正しい“断り方” 依頼を受けても、それに応じることができない場合があると思います。そんなときには、誠意をもってはっきりと断らなければなりません。あいまいな答え方をしてしまっては、結果として相手のためになりませんし、最終的に先生の信頼をなくしてしまうことにつながります。相手に誤った希望をもたせないためにも、きっぱりと、かつ、感じのよい断り方が必要です。きっぱりと断わる 相手の要望に応えられないときは、はっきりと“それはできない”という意思表示が必要です。「それは、当事務所ではいたしかねます」「それは、税法上認められないことです」 このような、毅然とした姿勢が重要です。もっとも、先に敬語=言葉遣いのところでも触れましたが、相手への心配りを忘れてはなりません。「申し訳ございませんが」「残念ではありますが」の一言を添えて期待に応えられないことへのお詫びを表現すべきではないでしょうか。士業といえども、相手に対する誠意は大切です。

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