100計画づくりこそ、 エクセルが効果的成果を出しやすいという理由から、先にグラフなどの応用的な機能を見てきましたが、エクセルの基本となる機能は「表計算」です。エクセルは「表計算ソフト」というその名の通り、ある条件に基づいて自動計算した結果(表)を生成するのが得意なツールです。つまり、計画シミュレーションするのに非常に適したツールといえるのです。例えば、「前期比~%増」とか「粗利益率~%」の場合など様々な条件設定をして、計画数値がどうなるかを簡単にシミュレーションすることができます。もちろん、勝手に自動計算してくれるわけではなく、条件を参照して正しく計算されるように、あらかじめ「関数」を仕込んでおく必要があります。ただ、「関数」とはいっても、四則演算の単純な計算式を設定する程度なので、そんなに難しい作業ではありません。専用のシミュレーションソフトを使うよりも簡単に条件設定できるので、手軽かつ柔軟に、数値の検証を行うことができます。
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