90【活用例2】立替経費精算の 現状を調査する支払処理と同様、従業員立替経費精算についても、本来は月1回に作業日を集約してしまったほうが経理の生産性は上がります。ただ、従業員の立替金額のことを考えて、毎週あるいは、その都度の精算を行っているという会社も結構あります。精算回数が多い会社の場合に、現状が実際どうなっているかを確かめるために、ここでも「ピボットテーブル」を使います。毎週精算している人がどれくらいいるのか、あるいは、1か月の立替金額、1回当たりの立替金額は大体どれくらいなのかを調べてから、現状を把握した上で、回数を減らす方向で提案につなげるようにします。まず、未払金や未払経費など、立替金の精算で使っている科目の元帳をエクセルにダウンロードしてきます。経費精算システムを使っている場合は、元帳でなく、経費精算システムのデータでも構いません。要は精算日と各人別の精算金額が取得できるデータであれば何でも構いません。元データさえあれば、形式は何であれ、あとはピボットテーブルが集計してくれます。いずれのデータであっても、精算日、人、金額の3つが取得できれば、この組合せで集計するだけです。ここでは、例えば毎週1回(月に4~5回)の精算を行っている会社で、「未払経費」という勘定科目を使って、補助科目を人別に分けて管理している、というケースで考えてみます。「未払経費」の元帳データをエクセルにダウンロードしてきて、これをピボットテーブルに読み込ませます。web>
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