税理士事務所 7つの経営戦略
4/26
iiiはじめにもよいかもしません。しかしながら、この先何十年と税理士を続けていくのであれば、充実感は欠かせない要素になってきます。人は、嫌だと思うことは続けられません。また、無理やりやろうとしても、どこかでブレーキが働いてしまいます。「ここまでやったから、もうよいだろう」と考えてしまうのです。しかし、充実感を感じている仕事であればどうでしょうか? 少々の環境の変化や、大変な状況に追い込まれたときでも、充実感は、前に進む・切り開いていく原動力となるのです。もちろん自分の充実感だけを追求していては、それは単なる趣味の領域であり、ビジネスの世界では残念ながら自己満足にすぎません。ビジネスでは、顧客からのニーズがあって、はじめて売上に繋がり、仕事を継続していくことができます。事務所を伸ばしている先生方は例外なく、試行錯誤の後に「仕事への充実感」と「顧客からのニーズ」が両立できるポイントを見つけているのです。本書では、先生ご自身の充実感と市場のニーズの視点から、成功モデルを1〜6章にて解説し(6つ目のモデルと7つ目のモデルは類似するところも多いので第6章にてまとめて解説しています)、それを活かす戦略等について7、8章で解説しています。読者の方々にとってこの本がお役に立てば幸甚です。
元のページ