税理士事務所 7つの経営戦略
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38ら始まります。低価格型のターゲットは年商5千万円未満の企業が最も適しています。年商5千万円未満の会社は、税理士に何を求めているのか? 逆に、削ってもかまわないサービスはどこか? それを考えなければなりません。そして、削ってもかまわないサービスはすべて削り、その分価格を下げるようにします。お客様にとっては、必要なものだけを低価格で提供してもらえるのですから、圧倒的にメリットを感じてもらえます。もちろん記帳代行や、毎月の訪問などを求めているお客様も大勢いらっしゃいます。しかしターゲットとする企業が何を求めているか、どんなことをすれば喜んでもらえるかを考えたとき、これらの優先順位は低くなります。記帳代行の削り方は、税理士側で対応する場合と、顧問先で対応する2通りがあります。税理士側で対応する場合は、アウトソース(外部委託)する方法があります。最近では、海外や地方など比較的人件費が安い地域に一定のクオリティを担保して記帳を依頼することが可能です。ただし、適用などの細かい指定までは難しいため、どこまで任せるかの取り決めが重要です。または、最近では主流となってきたク(注7)ラウド会計を導入することで記帳の手間を大きく減らすことができます。クラウド会計には、通帳との連動が可能なため顧問先が通帳記帳をする手間を削減やること「税務相談」「相談しやすい体制」「経営で役立つ情報の提供」などやらないこと「記帳代行」「月次訪問」など

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