要点スッキリ解説 固定資産税
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4であると言えます。2 固定資産税の課税対象 固定資産税の課税対象(課税客体ないし課税物件)は固定資産で、具体的には土地、家屋および償却資産の3種類に分けられます(地法342①、341一)。このうち「償却資産」とは、一般に、土地および家屋以外の事業の用に供することができる減価償却資産をいいます注2。 なお、土地および家屋の計数は以下のとおりです(償却資産については統計が公表されていません)。○固定資産税の課税客体土地家屋179,121,118筆*58,561,396棟*評価総筆数(出所)総務省「平成26年度 固定資産の価格等の概要調書」3 固定資産税の納税義務者 固定資産税の納税義務者は、1月1日(賦課期日)現在において土地、家屋および償却資産の所有者として、固定資産課税台帳に登録されている者です(地法343①②③、台帳課税主義)。固定資産課税台帳とは、以下の台帳の総称です。① 土地:土地登記簿又は土地補充課税台帳② 家屋:家屋登記簿又は家屋補充課税台帳③ 償却資産:償却資産課税台帳 なお、所有者として固定資産税台帳に登録されている者が1月1日より前に死亡している場合には、1月1日現在に、その土地や家屋を現に所有注2 ただし、自動車税の課税対象となる自動車、軽自動車税の課税対象となる原動機付自転車等は除く(地法341四)。
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