要点スッキリ解説 固定資産税
11/30

21-1 固定資産税とはどのような税金ですか?最近住宅を購入しましたが、固定資産税という税金が課されることを知りました。固定資産税というのはどのような税金なのでしょうか、教えてください。固定資産税は、土地、家屋及び償却資産の価額に対して課税される地方税(市町村民税)です。<解説>1 固定資産税とは 固定資産税は、日本全国に所在する土地、家屋および償却資産の価額に対して課税する地方税で普通税注1です。地方税には道府県民税と市町村民税とがありますが、固定資産税は市町村民税です。したがって、固定資産税は市町村が課税しますが、東京23区(特別区)だけは東京都が課税します(地法736①、734①)。 固定資産税は市町村民税の中で最もウェートの大きい税目です。地方税収の内訳は次頁の図のとおりです。注1 使途を特定せず一般経費に充てる目的で課される税金を普通税という。一方、特定の経費に充てる目的で課される税金を目的税という。固定資産税は前者であり、都市計画税は後者である。金子宏『租税法(第二十一版)』(弘文堂・2016年)17頁。QA

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 11

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です