賃貸経営の税務Q&A
3/34
賃貸経営者(人)も賃貸物件(物)も年数を重ねていけば、変化が訪れます。人であれば、高齢になるにつれて、相続対策が必要になるし、建物であれば、老朽化していくことで、大規模修繕や建替えなども検討していかなければなりません。ですから、今後起こりうる事態を想定して、今どのような方針を立て、賃貸経営をすすめていくべきかを把握することが非常に重要だと思っています。本書では、大家さんの賃貸経営のライフサイクルを、「創業期」、「成長期」、「成熟期」、「衰退期・第2創業期」という4つのステージに分けて章立てをして、それぞれのステージでどのような事態が起き、どんな対策をしなければならないのかをQ&A方式で解説しています。このライフサイクルは、「賃貸経営者(人)」と「賃貸物件(物)」の両方を示しています。それぞれの年代、年数の目安は、以下のとおりです。◯賃貸経営者(人) 創業期……30代~50代 成長期……40代~60代 成熟期……50代~70代 衰退期・第2創業期……60代~80代◯賃貸物件(物) 創業期……築1年目~2年目 成長期……築2年目~20年目 成熟期……築15年目~35年目 衰退期・第2創業期……築30年目~
元のページ