賃貸経営の税務Q&A
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耐久性を増すことになると認められるから、その全額が資本的支出に該当するというべきである。」としていることから、全額が資産に計上するものになります。2.器具備品か建物か資産のうち、何の資産に該当するかによって耐用年数が異なりますが、上記裁決の中では、器具備品に該当するものは、・‌‌「建物とは構造上独立・可分であって、かつ、機能上建物の用途及び使用の状況に即した建物本来の効用を維持する目的以外の固有の目的により設置されたもの」・‌‌「建物附属設備として独立の償却単位とされているものではない建物の内部造作、つまり、建物の内部に設置されたもので、建物と物理的・機能的に一体となって、建物のそれぞれの用途における使用のために客観的な便益を与えるものである場合には、建物に含まれ、当該建物の耐用年数により減価償却される。」としています。さらに、・‌‌「新たに設置されたシステムキッチンは床や壁面にコーキング等によって固定されているから、本件建物との物理的な接着の程度もかなり高く、容易に取り外すことができないもの」・‌‌「ユニットバス設置工事は、浴室があった場所に、既存の設備に替えて防水用の各種の部材を結合させたユニットバスを設置し、それらを既存の給湯、給排水設備と連結させて浴室を新設したものであることからすると、そのことによって初めて住宅内での湯水の利用や入浴を可能にするものである。」ことから、建物の一部と判断しています。第2節 修繕に関する問題207

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