賃貸経営の税務Q&A
17/34

建物を附属設備に分けることができ、定率法で減価償却を選択することができると聞きました。定率法を選択したほうがよいのでしょうか?税金トータルで考えるなら定額法のほうがよいです。定率法を選択すると購入当初にキャッシュが残りやすくなります。キャッシュを別の投資に充てたい場合や当初の資金繰りをよくしたいのであれば、定率法を選択したほうがよいでしょう。定率法を選択する場合には、資産を取得した年の確定申告書の提出期限までに「減価償却資産の償却方法の届出書」を税務署に提出する必要があります。解 説1.減価償却の種類減価償却の方法にはいくつかありますが、主に定額法と定率法を使用することが多いです。定額法とは、償却額が一定となる償却方法です。 取得価額×定額法の償却率=減価償却費※年の途中で取得した場合には、使用月数で月割計算定率法とは、償却額が逓減していく償却方法です。 未償却残高×定率法の償却率=減価償却費Q2-9減価償却費は定額法か定率法か124第2章 成長期

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 17

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です