大切なのです。 本書では、まず第1章において中小企業が直面する「株式」に関する課題を整理し、第2章において課題に取り組む際の視点や考え方を示しています。そのうえで、第3章から第5章において具体的な選択肢や考え方について、できるだけ整理・体系化して解説しています。もちろん、経営者の方をはじめ、個々の株主の方の様々な想いや関係者の意向・会社を取り巻く状況等、他にも考慮すべき点が多々ありますが、それらは各社で事情が異なります。そのため、そのあたりにはあえて触れずに、具体的な選択肢や考え方を中心に解説しています。なお、文中意見を述べている部分については、すべて私見であることをお断りさせていただきます。 本書は、これまでの多くの実務経験の中から生まれました。企業を取り巻く環境は大きく変化し続けていますが、本書の幹となる考え方に変わりはありません。本書が、安定した経営を継続するための一助となりましたら幸いです。令和元年12月中野威人
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