オーナ-経営者の視点から「株式分散」問題と集約をめぐる整理・対策ポイント
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 中小企業のオーナー経営者達にとって、株式は厄介な問題をもちます。それは、会社法には債権者だけでなく株主の権利を守るために規定されている条文も多数あり、その株主の権利として代表される2つを経営権(共益権)と財産権(自益権)といいます。例えば、オーナー経営者以外の株主が会社経営に参加することを主張することがあります。また、経営に参画することが難しくても、株主は投資資本を回収するために株式を現金化することを会社に要求することも少なくありません。 この章では、100%株式を保有していないオーナー経営者が、巻き込まれる可能性がある問題について専門家の観点から解説しながら、この本のポイントについてもわかりやすく説明していき、2章以降でこの章に記載された問題点を解決するための手法を記述していきます。オーナー経営者とその顧問税理士等が現在あるいは将来の自社が抱える問題点をクリアにしながら、会社が進むべきステップを検討できるようにしていきます。

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