相続税における 農地山林の評価
3/28

しかし、お客様のご相談を聞いて、「お客様はどういう状態で」「何に困っているのか」、また「その先の申告も見据えてどう対応し」、「実際に申告業務を行っていく」イメージを持てますか? といわれると、それなりの経験がないと、なかなか瞬時には判断できないと思います。本書は、例えばこういった際、新人スタッフの方でも返答ができるようになることを目指し、「専門書籍の少ない、農地・山林の評価に関するマニュアルを作ろう」ということで、経験豊富な当事務所のスタッフが、これまで現場で作られてきたマニュアルをまとめる形で執筆されました。そのため、経験が少ない方でも、なるべく「実務のイメージ」をしやすいように作成されています。「どこで調べるのか?」「どういう所に落とし穴があるのか?」「現地調査のやり方や、実際の現地調査に必要なものは?」といった、単なる評価方法等を超えた「実際に相続税の申告をする上で、農地・山林の評価を実務レベルでできる」ようになるところまで落とし込んだ書籍となっています。日ごろ相続税申告にあまり携わることのない税理士事務所・会計事務所等の所長先生や現場スタッフの方々が、農地・山林の評価をするためにも、お役立ていただければ幸いです。苦手意識を持ちやすい農地・山林の評価に精通していただくことで、本書が、皆様のお客様を支える一助になってくれることを願っています。平成29年12月税理士法人チェスター

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る