相続税における 農地山林の評価
23/28
118第4節正面路線の道路より低い農地の評価1前 提 評価対象地は、登記地目も実際の利用状況も「畑」となっています。 評価対象地は市街化区域に所在し、市街地農地に該当します。 評価対象地の地積は300㎡であり、正面道路より1m低くなっています。 評価対象地の正面道路の路線価は、100,000円(各種補正率を連乗した値は1.0)です。 評価対象地は平坦地であり、整地、土盛り、土止めが必要です。 評価対象地の宅地造成費の金額は、次のとおりです。造成区分面積・体積工事費目造成費用整地を要する面積300㎡整地費600円/㎡土盛りを要する体積300㎥土盛費4,400円/㎥土止めを要する擁壁の面積50㎡土止費56,700円/㎡2評価方法市街地農地は、宅地比準方式により評価します。宅地比準方式とは、その農地が宅地であるとした場合の価額からその農地を宅地に転用する場合に係る宅地造成費相当額を控除した金額により評価する方法をいいます。したがって、評価方法は次のとおりとなります。20m15m市街化区域内畑300㎡正面道路1m評価対象地正面道路
元のページ
../index.html#23