相続税における 農地山林の評価
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3第1節農地の定義農地は、宅地とは違い、完全に農地としてしか機能しないものから、宅地化を促進されている農地まで、様々な性質をもつものがあります。相続税の農地評価を行うときは、財産評価基本通達(以下、評価通達という)をはじめとして、農地にまつわる関連法規等様々な情報を事前に調査し、役所調査と現地調査を行って初めて正しい評価額を計算することができます。農地評価のアプローチの流れ本章では、農地の定義から、農地法などその他の農地に係る関連法規などを整理し、農地の評価の基となる考え方を説明します。相続人より固定資産税納税通知書・課税明細書等を取得法務局等で履歴事項全部証明書等の事前準備の資料を取得机上評価役所で、評価に必要な資料を取得現地調査にて現況を調査評 価

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