〈入門〉建設業会計の基礎知識
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第3部建設業に特有な会計にチャレンジ!企業会計の基礎知識を前提として、建設業の経理(会計)を初めて学ぼうとする方々のために、その基礎知識を解説しています。その内容は次のとおりです。1.建設業の特性とその会計2.建設業特有の勘定科目3.建設工事別の原価集計(原価計算)4.建設業の財務諸表以上の4つの項目を順次学んでいただくと建設業の経理(会計)の基礎講座は完了です。建設業やその関連企業で、その企業規模はさておき、おおむね、建設業の経理(会計)の業務に就いて、その企業固有の特徴や課題を加えていくことができるようになります。建設業及びその関連企業の経営において問題となるどのようなテーマを調査・検討するためにも必要な基礎知識といってよいでしょう。なお、この箇所の解説の最後には、建設業会計の「やさしいケース」を付け加えています。ただし、建設業会計にとって難しい課題である「収益の認識」の2つの基準である「工事完成基準」と「工事進行基準」の違いをしっかり理解するために、おのおのについての解答方法を説明しています。ご自身の関連する企業の規模にかかわらず学んでみてください。第4部さあ、実践!建設業会計の展開と応用日本の建設業は、第二次大戦後の経済環境の中で、公共工事(公共事業)政策と深くかかわって発展してきました。すなわち日本の社会資本整備(インフラストラクチャ)を担う産業としての発展です。そのような事業が国民の負担する税金を主たる財源としていることは周知のところでしょう。このような状況から、建設業は他の産業とは区別された建設業法等の規制の中にある会計上の規定を遵守しなければなりません。企業の経営の姿を点数化する「経営事項審査」(簡略化して「経審」)もこの中に規定されています。この第4部では、「経営事項審査」、「共同企業体(JV)」、「建設業経理検定試

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