〈入門〉建設業会計の基礎知識
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(振替)(振替)材料費完成工事原価労務費未成工事支出金外注費経 費次期繰越(未完成分)工事台帳工事A工事B工事C工事D工事A工事台帳月日摘要材料費労務費外注費経費累計×月×日前月繰越xxx、xxxxxx、xxxxxx、xxxxxx、xxxxxx、xxx×日倉庫より搬入xxx、xxxxxx、xxx×日○×建設外注代xxx、xxxxxx、xxx×日現場作業員の賃金xxx、xxxxxx、xxx×日現場の諸経費支払xxx、xxxxxx、xxx通常、工事の完成引渡しを終えていない工事に要した費用(材料費、労務費、外注費、経費)について、完成引渡しまでの間は、材料費、労務費、外注費、経費等の勘定科目で処理し、期末に未成工事支出金という資産勘定科目(集計のための統制的な勘定科目)に振り替え、その工事が引渡しを終えて収益として計上されたら、その収益に対応する工事費を未成工事支出金から完成工事原価にさらに振り替える(未完成部分は翌期に繰り越されます)という方法があります。図表3―1では、当期完成工事原価は1,100,000千円(工事Aから工事Eまでが完成している)であり、翌期に繰り越される未完成分は110,000千円(工事Fと工事G)であることがわかります。このように、未成工事支出金は未完成品を計上する科目ですので、製造業でいう仕掛品の一種であり、貸借対照表の流動資産(棚卸資産)に属します。なお、建設業では工事別の原価の算定が不可欠であり、そのために果たす「工事台帳」の役割は重要です。工事台帳は未成工事支出金の日々の取引の内訳を集計する機能を持っています。Ⅱ建設業特有の勘定科目とは67

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