改訂増補 予算会計
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目的「当期実績予想:損益計算書」と当期の予算数値を比較して予算実績差異を把握し、差異原因の内容及び次期への課題を整理します。作業手順手順1平均販売価格及び販売数量について、実績、予算、予算差異比率及び差異の分析・評価内容を記入する。手順2「実績」欄について、「当期実績予想:残高試算表(P/L)」(P7)の数値(千円単位)を記入する。…なお、各種利益率も計算・記入する。手順3「変動・固定」欄については、損益計算書の各費用科目ごとに、以下のとおり区分記入する。売上高に比例的に発生する費用項目:「変動」(変動費)上記以外の費用科目:「固定」(固定費)なお、営業外収益科目については、マイナスの費用とみなす。手順4「消費税等」欄については、消費税の課税対象になるものに「○」を記入する。手順5「予算」欄について、「当期の予算損益計算書」(P7)の予算数値(千円単位)を記入する。…なお、各種利益率も計算・記入する。手順6「予算差異率」欄へは、以下の計算結果を記入する。…収益科目:(-)÷×100%=(小数点未満四捨五入)費用科目:(-)÷×100%=(小数点未満四捨五入)利益率:-=(小数点未満四捨五入)手順7「分析・評価」欄については、の差異原因を簡潔明瞭に記入する。手順8変動費、変動費率、限界利益率及び固定費について、を記入し、差異原因を簡潔明瞭に記入する。これらは、後述する「目標売上高」算定の基礎数値となる(P21参照)。チェックポイント予算に関する「Plan(計画)⇒Do(実行)⇒Check(評価)⇒Action(改善)」が機能するように、Plan(計画)にあたる次期の「予算編成方針」作成のための「当期実績の評価・改善課題」を明確にすることが重要です(P6参照)。STEP9-1「当期実績予想:損益計算書」の当期実績の分析・課題の整理10第部基礎編
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